2013年10月28日

岩谷時子が亡くなった(CLACLA日記)

 晴天。
 いいお天気、いい青空の一日。

 日中、いくぶん気温が上昇したか。
 それでも、夕方以降はだいぶん肌寒さを感じるが。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 作詞家の岩谷時子が亡くなった。97歳。
 宝塚歌劇団時代からの盟友で長らくマネージャーを務めた越路吹雪のために、『愛の讃歌』や『サン・トワ・マミー』等の訳詞をつけた。
 あわせて作詞家としても活躍し、ザ・ピーナッツの『恋のバカンス』や『ふりむかないで』、岸洋子の『夜明けの歌』、加山雄三の『君といつまでも』や『お嫁においで』、フランク永井の『おまえに』、ピンキーとキラーズの『恋の季節』など、数多くのヒット曲を生み出した。
 また、ミュージカルの訳詩にも精力的に取り組んだ。
 岩谷さんの詞で好みの一曲を挙げるとすれば、『ラストダンスは私に』になるかな。
 深く、深く、深く、深く黙祷。

 そういえば、山本直純が作曲した自民党の党歌を作詞したのは岩谷さんじゃなかったっけ。
 で、確認したらやっぱりそう。
 って、この『われら』、自民党の党歌にはちっとも思えないんだけどなあ。


 明け方5時近くまで仕事関係の作業を進める。


 10時台に起きて、youtubeに投稿されたダニエル・バレンボイムが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第15番「田園」、第16番、第17番「テンペスト」、第18番、ハーゲン・カルテットが演奏したモーツァルトの弦楽4重奏曲第20番&第22番、第23番<ドイツ・グラモフォン>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、文書類の整理を行ったりする。


 長岡鉄男の『新長岡鉄男の外盤A級セレクション』<共同通信社>を読了し、加藤浩子の『オペラへようこそ!』<春秋社>を読み始める。
 『オペラへようこそ!』は、初心者に伝わりやすいような形で今のオペラ・シーンを語った一冊。
 許光俊の『オペラに連れてって!(完全版)』<ポプラ文庫>や林光さんの『日本オペラの夢』<岩波新書>とあわせて読むと、さらにオペラのいろいろな側面が見えてくると思う。


 16時過ぎに外出し、烏丸方面へ。
 仕事関係の用件を片づけ、さらに京都芸術センターで用件を片づける。
 で、夕飯用の買い物をすませ、18時少し前に帰宅した。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、室内楽の公開録音を聴く。
 本当は途中下車しようかと思っていたのだけれど、真摯な演奏でついつい最後の曲まで(ただし、アンコールは除く)聴いてしまった。
 シューベルトの弦楽4重奏曲断章、シューマンのピアノ4重奏曲、ブラームスのクラリネット5重奏曲というプログラム。


 続けて、NHKラジオ第1の『DJ日本史』を久しぶりに聴く。
 今回は「会議」の特集で、『清須会議』が公開される三谷幸喜が松村邦洋と自作や大河ドラマについてトークを繰り広げていた。
 そういや、松ちゃんが冒頭のおしゃべり(織田信長のオールナイトニッポン風の)でみのもんたのことをいじっていたなあ。
 それにしても、この『DJ日本史』や『みうらじゅんのサントラくん』、土日のワクテカラジオ等々、NHKラジオ第1にはけっこうぶっ飛んだ番組があって実に面白い。


 さらに、youtubeに投稿されたバレンボイムが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第19番、第20番、第21番「テンペスト」、第22番を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めたり、『ようこそオペラ!』を読み進めたりする。


 今日も、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

肌寒い(深夜のCLACLA)

 どんよりとした感じはありつつも、晴天の一日。

 気温は下がり、日中も肌寒さを感じる。
 夕方以降は、さらに肌寒い。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、3時40分過ぎまで仕事関係の作業を進める。


 正午過ぎに外出し、仕事関係の予定をすませてから下京図書館へ。
 青木正美の『ある「詩人古本屋」伝』<筑摩書房>、福原義春の『福縁伝授』<集英社>、笹沢信の『ひさし伝』<新潮社>、山下澄人の『砂漠ダンス』<河出書房新社>を返却し、予約しておいた『新長岡鉄男の外盤A級セレクション』<共同通信社>、加藤浩子の『ようこそオペラ!』<春秋社>、関川夏央の『やむを得ず早起き』<小学館>、原武史の『レッドアローとスターハウス』<新潮社>、吉田篤弘の『モナ・リザの背中』<中央公論新社>を借りる。


 帰宅後、youtubeに投稿されたダニエル・バレンボイムが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第12番、第13番、第14番「月光」を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進める。


 『新長岡鉄男の外盤A級セレクション』を読み始める。
 オーディオマニアとして健筆をふるい、名盤珍盤の紹介に努めた今は亡き長岡鉄男の名著を復刊したもの。
 オーディオ的に優れた録音(この場合LPの)を探しているうちに、海外のマイナーレーベルに辿り着き、古楽、現代音楽、民俗音楽を好んで聴くようになったという点も面白い。
 サンプラーのSACDがついていて、CDプレーヤーで聴くので効果はだいぶん減じてしまっているが、それでも確かに名録音ということはよくわかる。


 18時少し前に外出し、自転車で人間座スタジオへ。
 象牙の空港 #4『顔面売買』(イトウモ君作・演出)を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。

 開演前終演後、イトウモ君はじめ関係各氏と話しをしたり挨拶をしたりする。


 ジェイムスキッチンで夕飯をとり、23時過ぎに帰宅した。


 帰宅後、諸々あって観劇記録を書きあぐね、遅くなる。


 以上、10月27日の日記。


 皆さん、今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 02:34| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ぶれる女ぶれない女 象牙の空港#4『顔面売買』

☆象牙の空港 #4『顔面売買』

 作・演出:イトウモ
(2013年10月27日19時開演の回/人間座スタジオ)



 象牙の空港にとって第四回目の公演となる『顔面売買』は、「私」性を排除しよう、虚構性に特化徹底しようというイトウモの創作姿勢、作家性がよく表われた作品となっていた。
 そして、作品そのものとしても、演者陣の演技としても女性が中心に置かれた内容ともなっていた。

 僕自身は、永榮紘実と柳沢友里亜という好みの演者がたっぷり演技を披歴していたこと、例えば、柳沢さんと稲葉俊とのやり取りを後半永榮さんが改めて反復するあたりなど、稲葉君のウケの演技も含めて両者の違いを愉しんだし、どこかベルイマンを想起させるような内面心理に踏み込んだ意匠に強く興味を覚えたりもした。
 ただ一方で、演技映像と様々な仕掛けが施された結構展開が、ときとして作品の根幹にある人と人との関係性を見えにくくしていたこと、イトウモが意図していた以上の夾雑物となってしまっていたこともやはり否めまい。
 よりシンプルな構成でモティーフ(この場合、一般的な意味合いよりも音楽的な意味合いに近い)を明示するか、逆に意匠の精度を高めて演劇的趣向、フィクションとしての効果を強めるか、もしくは両者のバランスを一層巧くとっていくか、その選択がイトウモの今後の大きな課題になっていくように思う。


 演者陣では、どうしても柳沢友里亜と永榮紘実の二人からということになる。
 あなた柳沢さんは「ぶれる」女。
 僕の観た回ではライヴ特有の傷がどうしても気になって仕方なかったが、心の動きと身体の動き表情の変化が細かく結び付く演技のあり様は、彼女ならではのものとも感じた。
 イトウモの配役も大きいのだけれど、所帯じみてくたぶれた感じの今回の役回りは今の柳沢さんにとてもぴったりだった。
(昨年の京都学生演劇祭、劇団ヘルベチカスタンダードの『あっぱれ!ばかしあい 三千世界の果てはまほろば』での初々しく瑞々しい彼女の姿を記憶しているので、少々時の流れの残酷さも感じないではないのだが。僅か一年とちょっと!!)

 こなた永榮さんは「ぶれない」女。
 思索するとともに行動(感動)する人でもあろう彼女にとって、今回の役柄はそれほど容易なものではなかったように思うのだけれど、「観察者」である部分でも、一転役割を逆転し激しい感情表現を求められる部分でも、「ぶれない」演技を心がけていたのではないか。
 だからこそ、永榮さんの一層のステップアップと演技の磨き上げを心より期待したい。

 また、稲葉君、坂口弘樹、うめっちの男性陣もそれぞれの特性(長所短所)をよく示していた。
 正直、「ぶれなさ」が求められる部分では個々の苦しさが透けて見えたりもしたが、会話の部分では彼らの持つ長所魅力(一例を挙げれば、稲葉君の幅の広さ、坂口君の繊細さと陽性、うめっちの舞台上での存在感)を感じたことも事実だ。
 各々のさらなる活躍が愉しみである。

 いずれにしても、先述した「私」性の排除をはじめ、イトウモと象牙の空港の今後の活動を注目していきたい。
posted by figarok492na at 02:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする