2012年12月30日

年末雨の日 部屋で作業を進める(CLACLA日記)

 2012年も、残すところあと一日だ。


 雨天。
 雨が降り続ける、どんよりとしたお天気の一日となった。

 じめじめとして快ならず。
 皆さん、くれぐれも風邪やインフルエンザなどにはお気をつけくださいね。


 昨夜、村松友視の『裕さんの女房』<青志社>を読了し、西加奈子の『地下の鳩』<文藝春秋>を読み始める。


 その後、4時近くまで仕事関係の作業を進める。


 NHK・FMの『名曲のたのしみ最終回スペシャル』を断続的に聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『地下の鳩』を読み進めたりする。
 『名曲のたのしみ最終回スペシャル』では、音楽もそうだけど、やはり吉田秀和のお話がやはり聴きものだった。
 ところで、来年からは、片山杜秀の番組が始まるそうだ。
 これまた興味深い。


 途中、カルミナ・カルテットが演奏したドヴォルザークのピアノ4重奏曲第2番(テオ・ゲオルギューのピアノ)&弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」<SONY/BMG>を聴く。
 CDレビューのアップのため。
 ほかに、ソプラノのドロテー・ミールズがミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラの伴奏で歌ったテレマンのアリア集<ドイツ・ハルモニアムンディ>や、山田一雄指揮旧日本フィルが演奏したチャイコフスキーの交響曲第5番&プロコフィエフの交響曲第7番<タワーレコーズ>のCDレビューもアップする。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 帰宅後、テレマンのアリア集を聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『地下の鳩』を読み進めたりする。


 夕飯後、山田一雄のCDを聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、文書類の整理を行ったりする。


 『地下の鳩』を読了する。
 西加奈子の作品を読むのは、『円卓』に続いてこれで2冊目だが、今後も読み続けていきたい作家だと思う。


 今日も、ギンビス・チョコアスパラガスビスケットを食す。
 なかなか美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 21:42| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

山田一雄と旧日本フィルによるチャイコフスキー&プロコフィエフ

☆チャイコフスキー:交響曲第5番&プロコフィエフ:交響曲第7番

 指揮:山田一雄
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団(旧日本フィル)
(1972年1月、1971年1月/アナログ・ステレオ・ライヴ録音)
<タワーレコーズ他>TWCO-1010


 笛吹けど踊らず。
 という言葉があるけれど、今は亡きヤマカズさん、山田一雄の場合は、踊るから笛吹いてくれ、ではなかったのかなあと、最晩年の彼が指揮したいくつかの演奏会のことを思い出しながら、ついつい思ってしまう。
 あまりにミスが多くって、金返せと本気で腹が立った関西フィルとのブラームスの交響曲第1番、オーケストラの機能性とヤマカズさんの新即物主義的音楽づくりがそれなりにフィットした大阪センチュリー交響楽団とのベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」、そして狂喜乱舞の極み、京都市交響楽団とのフランクの交響曲。
 演奏の良し悪しはひとまず置くとして、いずれも「踊る人」山田一雄の面目躍如というべき指揮ぶりだった。
(余談だが、ヤマカズさんと京響のあと、ハインツ・ヴァルベルク指揮ケルンWDR交響楽団でフランクの交響曲の実演に接したことがあったが、ワイマール共和国時代の中道右派のライヒスバンク総裁みたいなヴァルベルクの堅くて硬い音楽づくりは、ちっとも面白くなかった)

 そんな山田一雄の生誕100年を記念して、彼が旧日本フィルを指揮したライヴ音源のCDがタワーレコードからリリースされた。
 今回紹介するのは、1972年1月(詳細不明)に演奏されたチャイコフスキーの交響曲第5番と、1971年1月27日の第213回定期演奏会で演奏されたプロコフィエフの交響曲第7番がカップリングされた一枚だ。

 ヤマカズさんのチャイ5といえば、新星日本交響楽団との晩年のセッション録音が有名だが、60歳前後の指揮者としてもっとも脂の乗り切った時期ということもあってか、このライヴ録音は、きびきびとして流れがよくエネルギッシュな音楽づくりで、とても若々しい。
 現在に比べて個々の技量という点では、管楽器をはじめ精度の低さは否めないが、弦楽器のアンサンブルなど、予想以上にまとまっていることも確かで、フジ・サンケイ・グループによる財団解散とオーケストラ分裂直前の旧日本フィルの水準がよく示されているのではないか。

 一方、プロコフィエフも、チャイコフスキー同様、推進力に富んだ粘らない演奏だけれど、作品の造りもあって、オーケストラのとっちらかった感じが気にならないでもない。

 いずれにしても、山田一雄という日本の洋楽史に大きな足跡を遺した音楽家と、旧日本フィルというオーケストラを記念し記憶するに相応しいCDだと思う。
posted by figarok492na at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドロテー・ミールズが歌ったテレマンのアリア集

☆テレマン:アリア集

 独唱:ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
 伴奏:ミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラ
(2011年3月/デジタル・セッション録音)
<ドイツ・ハルモニアムンディ>88697901822


 何度か記したことだけれど、僕は声の好みのストライクゾーンがどうにも狭い。
 特にソプラノ歌手の場合は、はなはだしくて、正直、プッチーニのヒロインたちのもわもわむわむわした声は苦手だし、ワーグナーのヒロインたちの張り詰めた声も好んで聴きたいとは思わない。
 それでは、バロック音楽を得意とする高声のソプラノ歌手ならOKかといえばさにあらず、その人の持つちょっとした声の癖がひっかかって、結局やだなあということになる。

 そんな中、当たりも当たり大当たり、直球ど真ん中のソプラノ歌手に出会うことができた。
 ドイツ人とウクライナ人を両親に持つドロテー・ミールズがその人だ。
 と、言っても、すでに今回紹介するCDと同じドイツ・ハルモニアムンディをはじめ、いくつかのレーベルでその歌声を披歴しているから、デビューしたての新人ルーキーというわけではない。
 ただ、無理をして新譜を購入したいと思えるアルバムが、あいにく今までなかったのだ。

 それが、とうとうリリースされた。
 そう、他の作曲家のオペラのためにテレマンが作曲した、いわゆる挿入アリアを中心にまとめたこの一枚である。
 いやあ、それにしてもこのCDはいいな。
 クリアでよく響く声質(もしかしたら、録音の「工夫」もあるかもしれないが)は、若い頃のバーバラ・ボニーを思い起こさせるが、ミールズの場合は、ボニーをさらにウエットにしたような、柔らかさリリカルさしっとりとした感じが魅力的だ。
 また、そうした彼女の声質に、テレマンの明瞭でよく組み立てられた音楽がぴったりと合っている。

 ミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラは、機能性においては他のピリオド・アンサンブルに大きく勝るとまでは言い難いが、素朴な質感、音色が印象的で、ミールズの歌によく沿っているように思う。

 協奏曲のカップリングも含めて、ドイツ・ハルモニアムンディからはヌリア・レアルによる同種のアルバムがリリースされているのだけれど、僕は断然こちらを選ぶ。
 歌好き、バロック音楽好きに、大いにお薦めしたい一枚だ。

 そうそう、ドイツ・ハルモニアムンディには、ぜひともミールズのハイドンやモーツァルト、ヨハン・クリスティアン・バッハらのアリア集や歌曲集を録音してもらいたいものである。
 声のピークというのは、本当に短いものだから。
posted by figarok492na at 16:24| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カルミナ・カルテットらが演奏したドヴォルザーク

☆ドヴォルザーク:ピアノ5重奏曲第2番&弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」

 カルミナ・カルテット
 テオ・ゲオルギュー(ピアノ/ピアノ5重奏曲のみ)
(2012年7月/デジタル・セッション録音)
<SONY/BMG>88725479482


 スイスの弦楽4重奏団、カルミナ・カルテットといえば、デンオン・レーベル(現日本コロムビア)に録音した一連のアルバムが有名だ。
 中でも、1997年録音のドヴォルザークの弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」(カップリングは第14番)には、同じデンオン・レーベルのスメタナ・カルテットの1987年録音の緩やかな演奏に馴染んでいたこともあり、大きな驚きと刺激を受けた。
 と、言うのも、ピリオド・スタイルからの影響もあってだろうが、強弱のメリハリがよくきいて速いテンポ、なおかつよく目の詰まったアンサンブルに、清々しさと若々しさを強く感じたからである。

 そんなカルミナ・カルテットがソニー・クラシカルに移籍し、約15年ぶりにドヴォルザークの「アメリカ」を再々録音(第1回目は、Bayerレーベルに1991年に録音)したのだけれど、アンサンブルに余裕ができたというか、よい意味で音楽に余白の部分が増えたように、僕には感じられた。
 その分、旧録音の畳み込むような張りつめた雰囲気は弱まったようにも思うが、作品の要所急所の押さえ方、作品の結構への目配せの巧さはやはり見事というほかない。

 今回のカップリングは、ピアノ5重奏曲第2番。
 スイス生まれのゲオルギューは、2006年の『僕のピアノコンチェルト』に出演して一躍有名となったピアニストだけれど、ここではカルミナ・カルテットの、作品の持つ劇性をよくとらまえた精緻な音楽づくりに沿った演奏を行っているように感じた。

 クリアな録音も、カルミナ・カルテットらの演奏によく合っていると思う。

 ドヴォルザークが「中欧」の作曲家であったということがよくわかる演奏で、「ボヘミアの郷愁」(それはドヴォルザークの本質の一部ではあるのだが)にとらわれない聴き手、室内楽好きには特にお薦めしたい一枚だ。
posted by figarok492na at 16:23| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする