2012年12月17日

『井上ひさしの劇世界』を読了した(CLACLA日記)

 どんよりとしたお天気の一日。
 雨も降る。

 気温は下がらず、穏やかな感じが続く。
 それでも、皆さんくれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、4時半過ぎまで仕事関係の作業を進めたり、扇田昭彦の『井上ひさしの劇世界』<国書刊行会>を読み進めたりする。


 朝早めに起きて、仕事関係の作業を進める。


 ヴァーノン・ハンドリー指揮ロイヤル・フィルが演奏したワーグナーの管弦楽曲集<Tring>を二度聴き、CDレビューをアップする。


 お昼過ぎに外出し、仕事関係の用件を片づける。


 帰宅後、午前中届いた、HMVのオンラインショップで注文しておいたCD2枚、ソプラノのドロテー・ミールズがミヒ・ガイック指揮オルフェオ・バロック・オーケストラの伴奏で歌ったテレマンのアリア集<ドイツ・ハルモニアムンディ>と、仕事関係の作業を進めたり、カルミナ・カルテットが演奏したドヴォルザークのピアノ5重奏曲(テオ・ゲオルギューのピアノ)&弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」<SONY/BMG>を聴きながら、仕事関係の作業を進めたり、『高森みずきの穏やかな一日』の改訂作業を行ったり、『井上ひさしの劇世界』を読み進めたりする。


 夕飯後、再びドヴォルザークのCDを聴きながら、仕事関係の作業を進める。


 『井上ひさしの劇世界』を読了する。
 大満足なり。
 そして、こういう時代からこそ井上ひさしに学ぶべきことは多々あると強く思う。


 続いて、ロバート・サーヴィスの『情報戦のロシア革命』<白水社>を読み始める。
 ロシア革命を巡るボリシェヴィキ側と西欧諸国との「情報戦」を克明に描いた一冊。
 本文等461頁、原注等94頁の大著だ。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ハンドリーとロイヤル・フィルのワーグナー名曲集

☆ワーグナー:管弦楽曲集

 指揮:ヴァーノン・ハンドリー
管弦楽:ロイヤル・フィル
(1993年10月/デジタル・セッション録音)
<Tring>TRP008


 今ではどう言うのかな。
 かつては駅売CDと言ったはずだけど、駅の構内にあるショップや書店のCDコーナーに、1枚500円から1000円あたりのクラシック音楽のCDが棚一列か二列程度並べられていたと思う。
 あなた、サントメプリンシペ祝祭管弦楽団やスケベニンゲン・フィルといったついぞ耳にしたことのない名前のオーケストラが演奏した名曲集に、こなた、フルトヴェングラーやカラヤン、ワルター、トスカニーニが指揮したモノラル時代の名録音と、その内容は千差万別だが、前者は偽名、後者は板おこし(版権の切れた音源のLPレコードを再生録音しCD化したもの)と、いずれも出所不明の怪しげなCDがその多くを占めていた。
 そうした駅売CDの中に、録音はデジタル録音、しかもオーケストラはイギリスの名門ロイヤル・フィル、当たり外れがあるとはいえ演奏自体もけっこういけている、ロイヤル・フィルハーモニー・コレクションというシリーズがある(あった)。
 実はこれ、もともとTringという海外のレーベルがロイヤル・フィルと精力的に進めていた一連の録音の一部を、KEEPという国内の業者が買い取って、手を変え品を変え販売していたものなのだけれど、今回紹介するワーグナーの管弦楽曲集は、そのTringレーベルがリリースした初出盤。
 ちなみに、KEEPのロイヤル・フィルハーモニー・コレクションにも堂々加えられている(いた)。

 で、第1曲目のワルキューレの騎行(『地獄の黙示録』でおなじみの曲)から、ブラス・セクションの鳴り具合のよさに舌を巻く。
 続く、『リエンツィ』序曲、『ローエングリン』第3幕への前奏曲、『さまよえるオランダ人』序曲、『タンホイザー』序曲、いずれをとっても金管群は好調で、まずもってこのアルバムの聴きどころは、ロイヤル・フィルのブラス・セクションだと強く思った。
 加えて、先年亡くなったイギリスの名匠ヴァーノン・ハンドリーの、見通しがよくて粘らないまとまりのよい音楽づくりにも好感が持てる。
 重くてねっとりとしたワーグナーを好まれる、いわゆるワグネリアンの方々には、相当物足りない演奏かもしれないが、この軽やかなワーグナーは何度聴いても聴き飽きない。
(その意味でも、このアルバムのカップリングは正解だろう)
 ジークフリート牧歌など、細かく聴けば粗さを感じる部分もなくはないが、弦に木管ともに達者な演奏だし、若干ざらつきはあるものの録音もクリアだ。

 これは購入して本当によかった一枚。
 ブックオフで中古が250円とは安過ぎる。

 上述したKEEPなら新品が税込み315円で手に入る(った)し、輸入盤もSACD等が廉価で発売されている。
 なお、ブックオフだとKEEPの中古が500円で出たりしているので、注意が必要だ。
posted by figarok492na at 12:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 今月のエンタメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12月15日、16日の日記(深夜のCLACLA)

☆12月15日の日記

 雨天。

 朝早めに起きて仕事関係の作業をすすめたのち外出し、地下鉄でくいな橋へ。
 龍谷大学矯正・保護総合センターで、来年の2月17日に公演が予定されている『ゆかいなどろぼうたち』(トールビョールン・エグネール原作、高尾豊脚色、伏見武さん演出)の稽古に参加する。
 途中1時間ほどの休憩(や小休憩)を挟んで、約6時間みっちり稽古に勤しんだ。

 いったん帰宅して雑件を片づけたのち再び外出し、市バスの堀川中立売へ。
 京都リサーチパーク町家スタジオで開催された、月世界旅行社主催のマチヤ映画夜行に参加する。
 大阪芸大の二宮健監督の作品などを観たほか、関係各氏と話しをして4時近くまで。
 で、月世界旅行社の岡本建志さんにマンション近くまで送ってもらう。


☆12月16日の日記

 晴天。
 気温も上昇し、穏やかな感じの一日。

 帰宅後すぐに眠り、朝早くに起きて衆議院選の投票をすませ、仕事関係の打ち合わせを行う。

 終了後、地下鉄でくいな橋へ移動し、龍谷大学矯正・保護総合センターへ。
 『ゆかいなどろぼうたち』の自主稽古に参加する。
 愉しく面白い舞台となるよう、どんどん頑張っていかないと!

 稽古終了後、京阪で東福寺へ。
 スペース・イサンでクールキャッツ高杉のイッパイアンテナジャックvol.2『バードウォッチングダイアリーズ』を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。
 ああ、面白かった!

 開演前終演後、関係各氏と話しをしたりあいさつをしたりする。

 その後、京阪で四条まで戻り用件をいくつか片づけ、22時過ぎに帰宅した。

 帰宅後、ヴァーノン・ハンドリー指揮ロイヤル・フィルが演奏したワーグナーの管弦楽曲集<TRING>を2度聴く。

 両日とも、扇田昭彦の『井上ひさしの劇世界』<国書刊行会>を読み進める。


 絶望とは虚妄である、希望がそうであるように。


 今日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 01:58| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クールキャッツ高杉のイッパイアンテナジャック『バードウォッチングダイアリーズ』

☆クールキャッツ高杉のイッパイアンテナジャックvol.2
 『バードウォッチングダイアリーズ』

 脚本・演出:クールキャッツ高杉
(2012年12月16日18時30分開演の回/スペース・イサン)


 イッパイアンテナの旗揚げメンバーであるクールキャッツ高杉が企画・脚本・演出をつとめ、劇団の乗っ取りを狙う(?)、クールキャッツ高杉のイッパイアンテナジャックvol.2『バードウォッチングダイアリーズ』を観た。
 上演時間が110分と開演前に耳にしたときは、生理現象への危機感もあって、「えっ!?」と思ったのだけれど、いやあなんのなんの、2時間弱があっという間に終わっていた。

 チラシの「心にいつも鳥カゴ」という惹句と、「まず言っておかなければならない。これは僕と、僕の兄の恋愛に関する物語である」という言葉が、作品全てを言い表わしているんじゃないのかな。
 いや、それだとちょっとだけ不親切か。
 これまたチラシの梗概を引用すれば、背中に羽を持って生まれたある男と弟にその家族、そして彼彼女らの友人知己たちによる群像劇、とまとめることができるかもしれない。

 これまでの演劇的経験(だから、ピンク地底人3号や三鬼春奈の出演も必然と言える)や、映画などからの影響をしっかりと咀嚼しつつ、クールキャッツ高杉の人生観や世界観が、上述した登場人物たちの交差交流、生き死にを通してテンポよく描き込まれていたのではないか。
 下ネタを含む笑いの仕掛けもふんだんに施されていて、シリアスな場面やリリカルな場面とのコントラストをよく造り出していたと思う。
 いずれにしても、クールキャッツ高杉の今やりたいこと今やるべきと思うことがやり尽くされた作品に仕上がっていた。

 それと、企画の趣旨から考えれば当然のことだが、この『バードウォッチングダイアリーズ』は、自ら舞台に立つ演技者の手によって造られた作品だということを強く感じた。
 それは、円錐の頂点や円の中心でなく、円を形作っている輪の中の一人によって造られた、という風に言い換えてもよいかもしれない。
 ただここで付け加えておきたいことは、それが仲間内の慣れ合いなどではなく、演者陣の不得手にさえも留意して役柄が割り当てられていたばかりか、その内面にまでもけっこう踏み込んだ作劇結構になっていたように思われたことだ。
 その意味で、演者陣にとっては精神的な負荷が相当かかる公演であり舞台であったはずだけれど、今後のイッパイアンテナのあり様、方向性を考えていく上ではそれもやはり大切な作業であったように、僕は考える。
 ライヴ特有の傷はありつつも、イッパイアンテナの面々に先述した二人のほか、野村侑志、川北唯の客演陣は、クールキャッツ高杉の意図によく応えた演技を披歴していた。

 それにしても、『バードウォッチングダイアリーズ』ってタイトルもいいな。
 そこに様々な想いがこめられているようで。

 そして、今回の公演を受けたイッパイアンテナの次回本公演、大崎けんじ作品(崎は、本当は大ではなく立)も愉しみにしたい。

 ああ、面白かった!
posted by figarok492na at 01:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする