2012年12月03日

『日活昭和青春記』は骨太な一冊だ(CLACLA日記)

 晴天。
 快晴の一日となる。

 日中は、気温もいくぶん上昇する。
 ただし、朝夕の冷え込みは厳しいが。
 皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいね。


 昨夜、笑福亭松喬の『おやっさん』<うなぎ書房>を読了し、松本平の『日活昭和青春記』<WAVE出版>を読み始める。
 『おやっさん』は、六代目笑福亭松鶴の懐の深さ大きさと、松喬さんの師匠に対する深い愛情の念がよく表わされていた。

 その後、4時過ぎまで『ゆかいなどろぼうたち』をさらったり、仕事関係の作業を進めたりする。


 今日も、朝から真向かいのマンションの工事が、ギリギリガーガーとかまびすしい。
 銭ゲバオーナーに天罰天誅よ下れ!


 せっかくのお天気ということで、毎週恒例の洗濯を決行する。
 乾きは思っていたほどには悪くない。
 善哉善哉(by町田康)。


 ジョヴァンニ・アントニーニ指揮バーゼル室内管弦楽団が演奏したベートーヴェンの交響曲第5番&第6番「田園」<SONY/BMG>やデヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が演奏したシューベルトの交響曲第5番&第6番<同>を聴いたりしながら、仕事関係の作業を進めたり、『夏美の夏は…』を久しぶりに書き進めたり、『日活昭和青春記』を読み進めたりする。

 今年2012年は、日活が誕生してからちょうど100年となるメモリアル・イヤーだが、『日活昭和青春記』は、著者の青春時代をからめながら、日活の撮影所の様々なエピソードを綴った一冊…。
 ではないんだよね、これが。
 撮影所の組合委員長等、日活の労働組合で活躍し、突然の解雇とその撤回のための闘争を勝ち抜き、さらには経営陣の一人(取締役)として日活の立て直しをはかるも、会社更生法の申し立て=倒産騒動に直面した著者が、そうした自らの来し方を振り返りつつ、日活という映画会社の衰退の原因を考察した一冊なのである。
 まあ、「日本でもっとも長い歴史をもつ映画会社の興亡史」という副題が、本の内容をきっちり示しちゃいるんだけど。

 で、60年代、70年代の激しい労使対立のあり様に、日本フィルハーモニー交響楽団とフジ・サンケイ・グループの闘争を思い出しながら、後ろのほうをぺらぺらと捲っていたら、神山征二郎監督の『日本フィルハーモニー物語 炎の第五楽章』のプロデューサー的な役割を著者が務めていたことがわかった。
 なーる!
(もしかしたら松本さんは、『日本フィル物語』<音楽之友社>を読んでいるのではないかとも思ったりした。と、言うのも、諸々の資料を駆使しつつ状況を分析する方法に、共通するものがあるためだ)

 ところで、「組織には必ず悪意が生まれる」という自論からだけではなく、冷戦構造下のイデオロギー的な対立等、歴史的な諸事実からもこの国の労働組合のあり様には、もろ手を挙げて支持しかねる側面があったことは否定できまい。
 けれど、労働組合という組織そのものの持つプラスの側面、重要性もやはり否定できないのではないか。
 少なくとも、極端に労働組合を敵視し、攻撃する言説の裏には何があるのかということは、しっかり考えておく必要があると僕は思う。


 夕方になって外出し、夕飯用の買い物をすませる。


 途中夕飯を挟み、NHK・FMのベスト・オブ・クラシックで、ウラディーミル・アシュケナージさん指揮フランス放送フィルのコンサートのライヴ録音を聴く。
 プロコフィエフの『3つのオレンジへの恋』抜粋とヴァイオリン協奏曲第2番(パトリツィア・コパチンスカヤの独奏)、リヒャルト・シュトラウスの交響詩『ドン・ファン』、ルーセルの『バッカスとアリアーヌ』組曲第2番などが放送されていた。

 続けて、トーマス・ヘンゲルブロック指揮ハンブルクNDR交響楽団が演奏したドヴォルザークの交響曲第4番&チェコ組曲<同>を聴く。


 夕飯後、仕事関係の作業を進めてなんとか一段落を着けたのち、『日活昭和青春記』を読み進める。


 今日は、昭栄堂製菓の兵庫神戸パイを食す。
 卸売ひろばタカギで、税込み52円だったもの。
 メープル風味のスティック状のパイで、まあまあ美味しうございました。
 ごちそうさま!


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする