どんよりとした感じはありつつも、一応青空の見えた一日。
気温はぐぐっと下がり、夕方以降は長袖のシャツを着ていても寒さを感じたほど。
まあ、もう10月だしね。
皆さん、くれぐれも風邪にはお気をつけくださいませ。
午前のうちに、毎週恒例の洗濯をすませる。
気温が低い分、乾きが遅いや。
仕事関係や企画関係の作業を進めたり、堀江敏幸の『熊の敷石』<講談社>を読み進めたり、リハビリのためのトレーニングをこなしたりする。
14時頃に外出し、新町高辻のKAIKAへ。
(「カイカ」という響きから地下の劇場だとばかり思い込んでいたらなんのことはない、下京図書館からの帰りにいつも通るファミマの上=2Fにあったのだ)
パイロット版シアターシリーズ、gate#4を観る。
詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。
開演前終演後、関係各氏と話しをしたりあいさつをしたりする。
さらに3Fの「カフェ」でしばらくおしゃべりをしたのち、京都芸術センターでいくつか用件を片づけ、ついでに夕飯用の買い物をすませ、18時半頃帰宅した。
途中夕飯を挟み、NHK・FMのFMシンフォニーコンサートで、ロナルド・ゾルマン指揮東京フィルのコンサートのライヴ録音を聴く。
オール・ショスタコーヴィチ・プログラムで、『ハムレット』組曲抜粋、ピアノ協奏曲第1番(ジャック・ルヴィエの独奏)、交響曲第5番が演奏されていた。
続けて、PCの動画サイト(arte Live web)で、ソプラノのサンドリーヌ・ピオー、バリトンのデトレフ・ロート、ベルナルド・ラバディ指揮フランス国立放送フィルによるモーツァルトのオペラのデュエットを中心としたコンサートのライヴ録画を観聴きする。
目玉はピオーとロートのデュエットだろうが、ラバディ指揮のオーケストラがピリオド・スタイルを巧くこなしている点(一部ピリオド楽器も使用しているようだ)にも感心する。
(と、言うよりこれが今のヨーロッパでは当たり前のことなのだ)
『熊の敷石』を読み進めたり、仕事関係の作業を進めたりする。
今日は、グリーンコープの全粒粉ビスケット・クリームサンドを食す。
まだまだ残っているのだよ、明智君。
なかなか美味しうございました!
やるべきこと多々あり。
一つ一つしっかり片づけていかなければ。
明日がいい日でありますように!
それじゃあ、おやすみなさい。
2011年10月02日
gate#4
新町高辻のKAIKAまで、パイロット版シアターシリーズ『gate#4』を観に行って来た。
なお、チラシによると、gateは、「KAIKAで行われる」「複数アーティストの小作品を連続上演する」「試演会」で、ここらあたりはC.T.T.ともろかぶるが、「KAIKAラインナップを選定するためのトライアウトの場」という点が、このgateの売りでありミソなのではないかと思った。
また、C.T.T.の合評会に対して、3Fの「カフェ」でくつろいだ形の意見交換会・交流会が催されるのも、gateならではだろう。
(ところで、KAIKA=カイカ=階下と、てっきり地下の劇場をイメージしていたのだけれど、これが大きな勘違い。下京図書館の帰りにいつも通るファミマの上=2Fにあったのだ)
で、まずはファックジャパンさんの『まとめてファックを云わせてもらうぜ』(ファックジャパンさん作・演出・出演)だったが、これはもう力技、一気呵成に観せる笑わせる。
が、そこになんとも言えない切なさが加わるのは、ファックジャパンさんの人柄あってのことだろう。
しかも、やたけたにやっているように観せながら、その実きちんと計算が働いているのも、衛星やマレビトの会、壁ノ花団などで鍛えたファックジャパンさんらしい。
「私スタンダップコメディ」とでも評したくなるような「おかかなしい」(by色川武大)作品だった。
(余談だけど、竹刀で炊飯器を叩くところでは、先頃亡くなった長門裕之出演のある映画のワンシーンをふと思い出した)
続いては、努力クラブの『空白なら無かった』(合田団地君作・演出)。
合田君、佐々木峻一君、客演の田中浩之君の三人の出演で、ファックジャパンさんが動の笑いであるならば、こちらは静の笑いを狙った作品か。
相当仕掛けてきているな、と思わせる内容だったが、ちょっと真に迫ったように観える場面もあった分、笑いが逃げてしまったのではないか。
個人的には、合田君の細かく「やってる」部分など面白かったのだが。
最後は、SUSUMU TANIMOTO a.k.a 谷本進の『ドッグウェーブ』(塚田泰一郎作・演出、谷本進さん出演)。
郷里長崎のSTUDIO DO!を含め、全国各地で公演が続くこともあるため、詳しい内容についてはあえて触れないが、「今」と真剣に向き合った非常に熱い作品であり熱い舞台だった。
特に、「魂の叫び」(あまりこういう表現は使いたくないんだけど)とでも呼びたくなるような後半、ぐっと惹きつけられた。
(谷本さんの人となり、人生がよく表われた舞台でもあったと思う)
いずれにしても、スタイル・内容の違いはあるとはいえ、三者三様の特性や魅力がよく伝わってくる公演ではなかったろうか。
次回以降のgateも愉しみにしたい。
なお、チラシによると、gateは、「KAIKAで行われる」「複数アーティストの小作品を連続上演する」「試演会」で、ここらあたりはC.T.T.ともろかぶるが、「KAIKAラインナップを選定するためのトライアウトの場」という点が、このgateの売りでありミソなのではないかと思った。
また、C.T.T.の合評会に対して、3Fの「カフェ」でくつろいだ形の意見交換会・交流会が催されるのも、gateならではだろう。
(ところで、KAIKA=カイカ=階下と、てっきり地下の劇場をイメージしていたのだけれど、これが大きな勘違い。下京図書館の帰りにいつも通るファミマの上=2Fにあったのだ)
で、まずはファックジャパンさんの『まとめてファックを云わせてもらうぜ』(ファックジャパンさん作・演出・出演)だったが、これはもう力技、一気呵成に観せる笑わせる。
が、そこになんとも言えない切なさが加わるのは、ファックジャパンさんの人柄あってのことだろう。
しかも、やたけたにやっているように観せながら、その実きちんと計算が働いているのも、衛星やマレビトの会、壁ノ花団などで鍛えたファックジャパンさんらしい。
「私スタンダップコメディ」とでも評したくなるような「おかかなしい」(by色川武大)作品だった。
(余談だけど、竹刀で炊飯器を叩くところでは、先頃亡くなった長門裕之出演のある映画のワンシーンをふと思い出した)
続いては、努力クラブの『空白なら無かった』(合田団地君作・演出)。
合田君、佐々木峻一君、客演の田中浩之君の三人の出演で、ファックジャパンさんが動の笑いであるならば、こちらは静の笑いを狙った作品か。
相当仕掛けてきているな、と思わせる内容だったが、ちょっと真に迫ったように観える場面もあった分、笑いが逃げてしまったのではないか。
個人的には、合田君の細かく「やってる」部分など面白かったのだが。
最後は、SUSUMU TANIMOTO a.k.a 谷本進の『ドッグウェーブ』(塚田泰一郎作・演出、谷本進さん出演)。
郷里長崎のSTUDIO DO!を含め、全国各地で公演が続くこともあるため、詳しい内容についてはあえて触れないが、「今」と真剣に向き合った非常に熱い作品であり熱い舞台だった。
特に、「魂の叫び」(あまりこういう表現は使いたくないんだけど)とでも呼びたくなるような後半、ぐっと惹きつけられた。
(谷本さんの人となり、人生がよく表われた舞台でもあったと思う)
いずれにしても、スタイル・内容の違いはあるとはいえ、三者三様の特性や魅力がよく伝わってくる公演ではなかったろうか。
次回以降のgateも愉しみにしたい。