2011年09月25日

お芝居を観て、河原町まで出た(CLACLA日記)

 ちょっとどんよりとした感じのお天気。

 気温はあまり上昇しなかったものの、湿度が少し高い分、それほど快ならず。


 昨夜、宮下奈都の『田舎の紳士服店のモデルの妻』<文藝春秋>を読了し、戌井市郎さんの『芝居の道』<芸団協出版部>を読み始める。
 なお、先年亡くなった戌井さんは文学座の創立メンバーの一人で、鉄割アルバトロスケットの戌井昭人さんのお祖父さんにあたる。


 仕事関係や企画関係の作業を進めたり、リハビリのためのトレーニングをこなしたりする。


 13時少し前に外出し、京都府立文化芸術会館でミクニヤナイハラプロジェクトvol.5『前向き!タイモン』(矢内原美邦作・演出・振付)を観る。
 詳しくは、前回の記事(観劇記録)をご参照のほど。

 終演後、河原町に出て、仕事関係と企画関係の予定をこなす。

 ついでに、京都市役所近くの中古レコード店HOT LINEで、クラウディオ・アバド指揮シカゴ交響楽団が演奏したチャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」&『くるみ割り人形』組曲<SONY>を購入する。
 税込み600円なり。

 それから夕飯用の買い物をすませ、17時半頃帰宅した。


 帰宅後、早速アバドのCDを聴く。
 繰り返し聴く。


 今日は、甘いものは食さず。
 我慢我慢。


 明日がいい日でありますように!
 それじゃあ、おやすみなさい。
posted by figarok492na at 19:45| Comment(0) | TrackBack(0) | CLACLA日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ミクニヤナイハラプロジェクトVol.5『前向き!タイモン』

 またぞろわかりにくいたとえで申し訳ないけれど、中堅手だれのトリオ(リヒテル、オイストラフ、ロストロポーヴィチじゃないところがミソ)によるショスタコーヴィチのピアノ3重奏曲第2番の目の醒めるような演奏を聴いたような心持ち、とでも言い表わすことができるだろうか。
 ぶんげいマスターピース工房Vol.3 シェイクスピア・ウィークの後半戦、ミクニヤナイハラプロジェクトVol.5『前向き!タイモン』(矢内原美邦作・演出・振付)を観ての率直な感想は。

 舞台上舞台、それも一列目という至近距離もあって、役者陣のあれこれ(例えば、汗や唾なんかも)が観えること観えること。
 まさしく、生身の人間が演じ動いているんだなあと強く感じた。

 で、『前向き!タイモン』は、タイトルの如く、シェイクスピアの『アテネのタイモン』を下敷きにした作品なんだけど、まあこれはあくまでもダシってことで、矢内原さん自身の人生(記憶)も色濃く反映しただろうテキストが、あるは『巨人と玩具』も真っ青の速射砲のようなスピードで、あるはのいるこいる師匠の漫才もかくやと思わせる脱臼された形で吐き出される。
 加えて、舞台狭しと駆け回り経ち回る役者の激しい動きの中から、矢内原さんの痛切で切実な想いや感情が湧き上がってきたような気が僕にはした。
(ただ、こうした台詞づかい、舞踏性、さらには映像の活用をもって、矢内原さんの作品を「新しい新しい目新しい」とだけ評価するのはどうなんだろうな。むろん全ての要素の組み合わせの妙=オリジナリティは評価してしかるべきだろうけど、少なくともあの台詞づかいは、市川崑や増村保造も、昭和の落語家や漫才師、コメディアンも、当たり前のこととしてやっている。そうした共通性が僕には面白くあったのだが)

 タイモン役の鈴木将一朗をはじめ、笠木泉、山本圭祐の三人の出演者は、舞台上の段取りを適確にこなしつつ(ライヴ特有の傷も巧く演技に転化させていた)、作品の持つ多様な側面をしっかりと演じ切っていたのではないか。
 個人的には、充分に納得がいった。

 それにしても、前半戦の『K・リア 〜ヒメミコタチノオハナシ〜』もそうだったのだけれど、こうした好企画があまりぱっとしないまま終わってしまうのは、非常に残念でならない。
 本当になんとかならないものか。
posted by figarok492na at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする